約2年ぶりに訪れた高川山。
先日降った大雪の影響によりあちこちで路面凍結しているとのことで、今回は電車を使って行くことにしました。
ルートは以下のとおり。
■ルート&コースタイム
初狩駅7:56 → 林道駐車場8:15~8:22 → 男坂分岐8:42 → 高川山頂上9:27
高川山頂上11:22 → 田野倉分岐12:06~12:10 → 防空監視所跡13:29~13:37 → 大月駅13:58
初狩駅から男坂経由で頂上を目指し、むすび山を経由して大月駅へ下山するという縦走ルートです。
高川山は3回目ですが、このルートを歩くのは初でした。
大月から乗った電車は211系のトップバッター、211-1でした。これは以前東海道線で使われていた車両であり、海沿いから内陸へ転籍してきた今となってもバリバリ現役。
元鉄オタの身としては、ちょっと興奮です。
久しぶりに211系の旅(?)を楽しみ、初狩駅で下車しました。
もっと長く乗っていたかったんですが、それは別の機会にするとしましょう・・・。
予定が全て狂いますから・・・(笑)。
初狩駅ホーム 駅前
駅は静まり返っていました。
そりゃそうですよね。
時間は8時前、こんな時間に初狩駅で降りるのはたぶんハイカーしかいません(笑)。
駅からは、一応車でも通ることができる林道を上がっていきます。
20分程上がるとトイレ付きの駐車場に到着しました。
車が通った痕跡もありましたが、この雪深さだとチェーンがあっても厳しそう。
ジムニーとかハスラーとか、そういう系の車じゃないとたぶんムリそうです。
ここで軽アイゼンを装着し、いよいよ“雪山”へ。
ちょっと登ると辺り一面に銀世界が広がっていました。薄暗く静かな雪山は、美しさと同時に若干の不気味さも感じるほど。鳥の鳴き声すら聞こえません。
登り始めてより約1時間、空が近くなってきました。
同時に雪の量も増し、まさに“雪山”。
軽アイゼンで気軽に雪山気分を味わえるのはいいですね。
木々の間から射し込む光が雪面を照らす光景は、まさに神秘そのもの。
雪が降らない地に住んでいる私にとって、こういった景色はとても貴重なんです。
登頂後まず初めに見るのはやっぱり富士山(笑)。
Nikon D780+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
ここ高川山は富士山展望抜群の山として知られ、山梨百名山、また大月市の秀麗富嶽十二景にも選定されており、関東近辺の中でも特に人気の山なんです。
日帰りで行ける山だとどうしても奥多摩や秩父のほうが先に浮かびますが、山梨の山も捨てたもんじゃありません。
私はむしろ、山梨を強く勧めたいぐらい。
そして「富士山に近い」というのが何よりの魅力。
高川山からの展望は、低山の中で最強クラスと言っても過言ではないと思っています。
頂上からの展望はこんな感じです。
富士山と街並み 三ッ峠
2時間程頂上で過ごした後、電車の時間も迫っていたので11時22分に下山を開始。
ここからはむすび山経由で大月駅まで向かいます。
雪の急斜面も軽アイゼンがあれば何ら問題なく通行可能。
天気も終始快晴で、歩けば汗をかいてしまうほどの気温でした。
地味なアップダウンがだるい……。
中央道花咲トンネルの真上から。
奥が河口湖方面です。
そうそう、稜線から見たかったんですよねこの景色(笑)。
13時29分、大月防空監視所跡に到着。ここで軽アイゼンを外しました。
ここにはベンチもありゆっくりできるスペースがあるんですが時間も時間。
大月14時06分のかいじ号に乗るためには急いで下山せねばなりません……orz
とりあえず写真だけ撮っておき、看板に書かれている文字はあとで読むことにしました(笑)。
監視所より先は登山道が凍結しており、アイゼンを外したのは間違いだったと後悔。
滑りながらもなんとか転ばず下山できましたが、時間は既に13時45分。
休む間もありません。急いで駅へ向かいました(^^;)
ギリギリ、滑り込みセーフ!
なんとか間に合い、14時06分のかいじ号に無事乗車。
たまには電車を使った登山もいいですね。
時刻表を駆使すればさらに行動範囲を広げることができるかもしれません。
そうすればソロでは難しい山越え(棒ノ折山~岩茸石山など)もできそうだし、夢が膨らみそう。
時間がいくらあっても足りなくなりそうですが……w
今回も無事故、充実した山時間を過ごすことができてよかったです。
以上、高川山の山行記録でした。
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