「富士山の日」は黒岳から!(2022/2/23)

山行記録

2月23日は「富士山の日」。

天気予報を見たら快晴とのことだったので、夜明け前から富士山麓に来てみました。

せっかく富士山の日なんだから高いところから富士山を見たい!
と思い、御坂山地最高峰の黒岳(1,792m)へ。

ルートはいつもどおり三ッ峠入口バス停前の駐車場から登るコースで、ピストンです。

■コースタイム
駐車場9:48 → 旧御坂峠11:08 → 黒岳12:10
黒岳13:10 → 旧御坂峠14:06~14:11 → 駐車場14:54

数日前に大雪が降ったので雪の量が心配でしたが、麓から見上げた感じでは稜線の雪は少なそう。
駐車場までの道路にも雪はなく路肩に少し残っている程度であり、下界は問題なかったです(笑)。

駐車場に車を止め、登り始めること20分……。

登山道はほぼ雪道に(笑)。


ここで軽アイゼンを装着。


標高が高くなるにつれ、だんだん雪が深くなっていきました。
だいぶ積もったみたいです。
照り返しがとても眩しい。


サングラス持ってきててよかった。


そういえば今日は祝日なのにここまでで誰ともすれ違っていません。

葉っぱのこすれ合う音もなく、耳をすましても完全に無音の世界。

まるで下界の全てを忘れられるようなひとときでした。


スタートして1時間20分後、ようやく稜線へ。


“御坂山地最高峰”や“富士山展望が絶景”などのキャッチフレーズで記事に取り上げられることが多い山ですが、厳冬期はとても静かなんですね。

(やっぱりみんな三ッ峠のほうに行っちゃうのかな?)



さぁ、ここからはいよいよ稜線を進み、残りの標高差約200mを上がっていきます。

トレースがしっかりついているので道は明瞭だけど雪が思いのほか柔らかい。
場所によっては30cmぐらい積もってて足をとられそうになることもあり、油断できません。


トレース辿って行ってもズボズボ踏み抜くので軽アイゼンもストックも正直あまり役に立ってないような……(笑)。

ラッセルするほどではなかったですが、とにかく進むのが大変でした。


樹林の合間から時折顔をのぞかせる富士山に元気をもらいながら、雪深い道をひたすら進む。

樹林の合間から富士山




登る登る、グイグイ登る。




12時10分、黒岳登頂。



長い道のりでした。

予定よりも30分ほど遅い到着ですが、無事に着ければそれでよし!


さっそく展望場所である南の尾根の先端へ行きました。

黒岳から望む厳冬の富士山

標高約1,780mから望む富士山と雪化粧した町並み。
いつ見ても大感動の絶景。ほんとに素晴らしい。


あたまをくもの、うえにだし
しほうのやまを、みおろして

かみなりさまを、したにきく
ふじは、にっぽんいちのやま

(童謡「ふじのやま」)


記念すべき富士山の日に、御坂山地最高峰から富士を望む・・・。


夢が叶った瞬間でした。

御坂稜線と南アルプス


御坂稜線の山並みです。
上から見ると真っ白ですね(笑)。


あとで知ったことですが、王岳や雪頭ヶ岳のほうはかなり雪が深く雪庇もあったそう。
こっち(黒岳)を選んでおいてよかったです。




そして下山。


帰りは来た道を戻るだけ、登り返しもほとんどないのでラクチンです。


特に旧御坂峠から駐車場まではサクサク下りれちゃいました。


私にとってはとても貴重な雪山体験、今回もいい思い出になりました。

来シーズンこそ、本格的な雪山に挑戦してみたい。

以上、黒岳の山行記録でした。

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