天の川を見に、竜ヶ岳へ(2022/4/9)

山行記録

天の川を見るために竜ヶ岳へ。

前日からの夜通し登山です。
ほとんど眠らないまま22時40分に自宅を出発、翌0時半過ぎに登山口駐車場着。

1時30分に登山開始し、暗闇の中ひとりヘッデンつけて登り始めました。

所々で鹿たちがお出迎えしてくれたんですが、ヘッデンに反射する目だけがキラーンと光っており若干不気味。


だいぶ人慣れしているようですね。近寄っても逃げる気配を一切見せない。

とりあえず「おはようございます」と言いその場を通り過ぎることにしました(笑)。

夜の山道ってほんと何も見えないんですよね。
基本、光は一切ありません。
月明かりがあればギリ空と山肌の境目が分かる程度であり、足元は真っ暗。

暗闇の向こうからガサガサと物音が聞こえるたびに足を止め、あたりを観察。
これが風なのか鳥なのか、あるいは野生動物なのかは分かりません。


もし野生動物だった場合突如襲ってくることも考えられるので一瞬たりとも気が抜けない(^^;)

熊鈴をジリンジリン慣らして“人が通る”ことを知らせながら歩くこと1時間半、ようやくいつもの撮影ポイントに到着しました。


事前に方角を調べておいたのでほぼ予想どおりの構図です。

そして登頂。

当然ですが誰もいません。
いや、むしろいたらこわいです(笑)。

そして眠い寒い風強い。

頂上で少し仮眠したかったんですが体感温度は氷点下でありとても寝られるような状況ではありませんでした。
万が一に備え持ってきていたガチの防寒装備を全て着込み事なきを得ましたが、これもし持ってきてなかったら低体温症になっていたでしょう……。

「春の山、侮ることなかれ」ですね。

“もしも”に備え、どんな状況でも対応できるような最低限の準備をしておくことが大事だと、あらためて感じました。

・・・とか言いながらもここに40分ぐらい滞在(笑)。


少しずつ空が明るくなってきたので、下山することにしました。

南のほうからモクモクと雲がわきでてきたと思ったら、あっというまに見事な雲海。
夜明け前の幻想的な情景でした。

このまま下りるのはもったいない。
ということで、諸事情によりしばらくここに居座ることが決定(笑)。



見事!!
御来光の瞬間です。
雲が出てくることは予想していましたが、こんなに低い位置にまとまるとは思っていませんでした。

まさに、自然との出会いは一期一会。

三ッ峠(奥)と足和田山(手前)

御坂の山並みも幻想的です。
想定外の景色に出会うことができ、嬉しい思いでいっぱいでした。

下山後は山仲間と合流するために河口湖へ。
気づいたら眠気はどこかに吹っ飛んでいってしまったようで、充実した一日を過ごすことができました。

次回は縦走してみようかな。
本栖湖周回計画もおもしろそう。

夢が膨らみますね。

以上、竜ヶ岳の山行記録でした。


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